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リサーチャーの倫理
今日はJapanese economyのFinal代わりに、英語ディベートをしました。
といってもエビデンスを読むやつじゃなくて、
論題についてAff Negの立場から15分のプレゼンをするというもの。

テーマは「小泉改革は日本の収入格差を悪化させたか?」
で、俺の立場は「悪化させてない」

かなり準備していったのでプレゼンは完璧だと思うのだけど、
QAが無茶苦茶弱くて、その落差に、教授は呆れていました。
なんでこんなにもQAが弱いか、それは俺がディベーターとしてでは無く、
リサーチャーとしてそこに立っていたからだと思う。

ディベーターは勝つためには自分が心からは信じていないことも、
それが結果としてジャッジを誤解させることになったとしても、
とりあえず反論をする。その結果として、議論の力を磨くことが目的だから。

でも、あくまでそこは授業なのです。
都合のいいデータをアピールすることはできても、
その解釈にはいい加減なことは言えない。
だからしごく全うなツッコミが入ると正直に認めてしまうのです。

ディベーターとしては勝てても、リサーチャーとしては間違いを
正直に認める倫理観を失ってはいけない気がする。
そういう新しい価値観が芽生えつつあるのです。
まあそうなのでしょう。ディベーターはディベーターのままで
終わっては何にもならんのでしょう。


ところで今回の論題を準備する中で発見したことを以下にサマリー。
収入の格差を論じるときにはジニ係数というもので論じるのが一般的ですが、

・全国のジニ係数は、小泉改革の前後で少し増加していると思います。
 (元データの取り方により、その程度の差はあるのですが)

・ただそれの数字だけを持って鬼の首をとったかのように、
 やっぱり小泉改革は格差を拡大させたんだーとか言うような人は、
 そもそも議論するスタートラインに立ったらダメね。

・相関関係と因果関係はちゃんと分けることくらい理解してからこないと。

・で要因分解をするとね、どうやってみても高齢化効果が増加の殆どを
 説明するんですね。同じ世代の中の格差、世代間格差、どちらもそんなに
 押し上げ効果無い。

・高齢化したのが小泉改革のせいだと言うならいいんだけど、
 俺にはそんな情報は無いですな。

・では小泉改革は格差を全く拡大させてないか?そういう論調の人もいるね。

・でも地域間格差拡大はどうやったって否定できないっすよ。
 つまり、全国平均レベルでのジニ係数の拡大は小泉改革のせいじゃない
 と主張できるけど、地域間格差は間違いなく小泉改革の影響あるはず。

・各都道府県の一人当たり賃金でジニ係数を計算すれば確実に増加してる。

1996 0.058
1997 0.057
1998 0.058
1999 0.055
2000 0.055
2001 0.053
2002 0.056
2003 0.059
2004 0.062
2005 0.062
2006 0.063
2007 0.063

・例えばバブル(1990年とか)のデータを持ってきて点と点で比較すれば、
 これよりどんと高いと思われるから、そこと比較して
「地域間格差は拡大してない」と主張することはできます。
 (じゃあなんでその数字をここに書かないか、それは数字が不連続なので)

・しかし、バブルの頃と比べるそのセンスはどうなの?と。
 ちゃんと時系列で数字並べてから議論せないかんよね。

・そこで数字を並べてみて小泉期に地域間格差が拡大していると認識したと
 してね、それにも関わらず、小泉改革を過度に擁護するつもりで訳の
 わからん時期と比較してしまうのとか・・・

 ・・・そういうのをしないのがリサーチャーの倫理かなぁと。
| - | 18:47 | comments(4) | trackbacks(0) |
単純に時期だけで見てもダメなんじゃない?すぐに効果が出る政策もあれば、そうでない政策もあるだろうし。
例えば、(何も調べずにテキトーなことを言うと)地域間格差の拡大の主要な原因は、2002年以降の景気回復と、景気回復の効果が都市部に出やすい構造(本当にそうかどうかは知らんけど)、の2点にあるのかもしれない。△呂燭屬鷯泉改革のせいじゃないし、,世辰鴇泉改革とは無関係かもしれんよね。
| Sば | 2010/05/28 8:31 AM |
その通りで、単純に時期だけで判断するのは、正確な議論とはいい難い。それは認める。

一方で、景気回復でその説明をしようとするならば、1999、2000あたりでも上昇のトーンが出てないと、それは整合性が取れんのよ。

そういうわけで、,筬△硫椎柔は全く否定しないのだけれど、仮にそうだとしても、それが小泉改革の結果である可能性は色濃く残るよね。

とまあここまで議論すれば、俺は結論がどっちであれ満足なのだけれど、その辺をふっとばして都合のいいデータポイントだけ取って議論をされている方もいるのよ、日経ビジネスの記事とかでも。
| イ | 2010/05/28 6:51 PM |
まあ、いろんな要素が影響を与えるので、むしろ1つの要素(例えば上記´◆砲世韻農睫世任てしまうほうがおかしいわな。本当にきちんと分析しようとすると論文がいくつも書けてしまうわな。
| Sば | 2010/05/30 7:41 PM |
確かに、小泉改革の影響で「ある」というのも「ない」というのも、なかなか簡単に言えるものではないよね。

ただ、データの一部分しか見ずに、自分の信じる主張だけを強調するのはね…なんだかねと思う。その上で本気になったら論文を書いてしまえばいいわけで。そして、論文でないからといって、しょうもない論拠で主張をしていいということにはならんのよのね。

あと、

誤)そういうわけで、,筬△硫椎柔は全く否定しないのだけれど、仮にそうだとしても、それが小泉改革の結果である可能性は色濃く残るよね。

正)それが小泉改革の結果でない可能性は色濃く残るよね。

だな。
| イ | 2010/05/30 8:28 PM |









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